はじめに¶

このマニュアルは作成中です
章立てを先に公開しています。各ページの内容は順次追加します。 それまでの間、もっとも詳しい資料は リポジトリの README です。 前身である GRAPHY classic のマニュアル も、用語や解析の考え方については参考になります。
GRAPHY-Next とは¶
GRAPHY-Next は、DICOM 画像の表示・解析を行う研究用のワークステーションです。 Java Swing の DICOM ワークステーション GRAPHY(classic)を Web 技術で作り直したもので、 Spring Boot のバックエンドと React のフロントエンドで構成されています。
研究用途・非診断
Not for diagnostic use. 診断目的での使用はできません。
2 つのモード¶
同じ UI が、2 つの構成で動きます。
| モード | 構成 | 画像の置き場所 |
|---|---|---|
| スタンドアロン | Electron デスクトップアプリ | ローカル(H2 + ファイルシステム) |
| Web | ブラウザ + バックエンド(BFF) | 外部 PACS(DICOMweb で参照) |
スタンドアロン版は、DICOM 受信(SCP)からすべてのビューア機能までオフラインで完結します。 Web 版は画像を自分では保管せず、dcm4chee などの PACS にあるスタディを参照表示します。
現在アクティブなモードは、画面のステータスバーと 環境設定 > 情報 で確認できます。
主な機能¶
画像ビューア
- 2D ビューア — スタック表示、W/L プリセット、シネ、輝度校正(HU / SUV)
- MPR — 直交 3 断面のリスライス(ガントリチルト対応)
- Slicer — 任意角オブリークのリスライス、セカンダリシリーズとして保存
- Curved MPR — 芯線に沿った 3 種の CPR(ストレッチ / ストレートン / 回転アンフォールド)
- 3D ビューア — ボリューム / サーフェスレンダリング、シネマティックレンダリング、 3D 計測・3D カット、芯線解析、内視鏡パス編集、ROI ↔ メッシュ変換
解析・定量
- 2D ROI の描画と管理、マスク塗り
- PET の SUV 校正、PET/CT などのフュージョンオーバーレイ
- テクスチャ解析(Radiomics、RadiomicsJ 連携)
データ管理・通信
- DICOM 保管庫、DIMSE(C-STORE SCP ほか)、DICOMweb、REST
- Query / Retrieve、リモート AE への送信、非 DICOM(動画等)の取り込み
- プラグイン機構、日本語 / 英語 UI
動作環境¶
配布物(インストーラ)にはバックエンド・Java ランタイム・ffmpeg を同梱しているため、 デスクトップ版に追加のインストールは必要ありません。
| OS | 対応 |
|---|---|
| Windows | 10 以降 |
| macOS | Apple Silicon / Intel |
| Linux | AppImage が動作するディストリビューション |
Web 版をご自分で立ち上げる場合は JDK 21 が必要です。詳しくは インストールと起動をご覧ください。
ライセンス¶
GRAPHY-Next は AGPL-3.0 で公開しています。商用ライセンスについては README をご参照ください。