Slicer ウィンドウ¶
Slicer ウィンドウは、DICOM ボリュームを 任意の断面角度 でスライスして表示します。 MPR が標準 3 断面を表示するのに対して、Slicer は斜め断面など任意の切断面を生成できます。

起動方法¶
- メインスクリーンでシリーズを右クリック → Slicer を開く
- 2D ビューワのメニュー → Slicer
画面構成¶
Slicer ウィンドウは複数の断面ビューポートを表示します:
| パネル | 説明 |
|---|---|
| ベース断面ビュー | 元の DICOM 断面(Axial / Sagittal / Coronal) |
| リスライス断面ビュー | 任意角度でスライスし直した断面 |
| コントロールパネル | 断面角度・スラブ設定 |
基本操作¶
断面の操作¶
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| クリック | クロスラインのアンカーを選択 |
| ドラッグ(クロスライン) | リスライス断面の位置を移動 |
| ドラッグ(回転ハンドル) | リスライス断面の角度を変更 |
| マウスホイール | スライスをスクロール |
リスライスライン¶
ベース断面上に表示されるラインが、リスライスの切断面を表します。
- ラインをドラッグ:切断面の位置を移動
- ラインの端をドラッグ:切断角度を回転

斜め断面の生成¶
- ベース断面ビューでリスライスラインの位置と角度を設定する
- リスライス断面ビューに再構成された斜め断面が表示される

Slab 表示¶
複数スライスを重ねて表示する Slab(スラブ)表示 に対応しています。
| Slab モード | 説明 |
|---|---|
| MIP (Maximum Intensity Projection) | 最大値投影 — 血管・骨の強調表示 |
| MinIP (Minimum Intensity Projection) | 最小値投影 — 気道・腸管 |
| Average | 平均値投影 |

- コントロールパネルで Slab モード を選択する
- Slab 厚み スライダーで重ねるスライスの枚数を設定する
- リスライス断面ビューに MIP/MinIP/Average が適用された画像が表示される
参照ライン(Reference Line MPR)¶
Slicer ウィンドウの断面位置を MPR ウィンドウと連動させる機能です。
- MPR ウィンドウを同時に開いておくと、Slicer で選択している断面位置が MPR にも反映されます
注意事項¶
メモリ消費
スライス枚数の多いシリーズで Slab を使用すると大量のメモリを消費します。
必要に応じて環境設定の Xmx(最大ヒープサイズ)を増やしてください。
CT 脊椎・血管検査での活用
脊椎の湾曲に沿ったスライスや、血管の走行に沿ったスライス(CPR: Curved Planar Reconstruction の代替)に活用できます。